匠とは「1つのやり方にとらわれないで新しい情報・技術を進んで取り入れ、お客さまのニーズに合う方法、世の中の流れ、進化についていけること」

東急日吉ビル / 設備管理技術者

雨矢 幸雄

職 場

東急東横線、東急目黒線、横浜市営地下鉄が乗り入れる日吉駅、慶応大学と商店街があり毎日多くのお客様が訪れる東急Avenue(建物名称:東急日吉駅ビル)の外壁改修他工事(一期工事)を昨年10月より着手し、今年5月末竣工を予定している。昼夜24時間体制で工事を行っており、日中は雨矢さん、夜間は同課所属の末兼さんの2名体制で協力しながら完成を目指している。

プロフィール

1993年4月に旧東急サービスに入社、工事部に配属されてから26年。今ではリニューアル課で一番のベテランとなった。電気科を卒業し建築の事は右も左も分らぬまま仕事をしていたが、休日に2年間自己投資で建築学校へ通い、一級建築士をはじめ、必要な資格を次々と取得された。「その日々を支えてくれた奥さんには本当に感謝しています。」と照れ臭そうな雨矢さん。そして現在は責任者として協力会社28社、毎日30~40名のスタッフを束ね、お客様の安全とスタッフにとって働きやすい職場環境作りを目指し、日々奮闘している。

Episode1.一から作り上げることの苦労と達成感

 雨矢さんの一日は朝礼から始まる。危険予知活動や新規メンバーには建物のルールや安全についての教育も欠かさない。昼礼では翌日以降の作業について各職長間でミーティングを行い、危険ポイントや安全確保など、意見を出し合い準備をする。その他、工程管理、品質管理、安全管理、原価管理などの管理全般や、職場巡回、作業の最終チェックなど業務は多岐にわたる。「苦労も多いが、何も形のないところから作り上げ、自分が思い描くものが完成したときの達成感やお客様の喜んだ笑顔を見ることができるのはとてもやりがいのある仕事。子供にも伝えることができる喜びは格別です」と笑顔で語る雨矢さん。
 また、「品質に妥協はしたくない」と力強く語ってくれた。「施主様にも会社にも雨矢に任せておけば安心だと言われるよう、手間は惜しまず、出来る限りのことはやろうと心がけています。良いものを作るためには職人さんに嫌がられても手直しをお願いすることもあります」と時に厳しい顔をのぞかせる。
 特に青葉台東急のトイレ改修やたまプラーザテラスノースプラザの屋上庭園は施主様からも利用される方からとても評判も良く、大変なことも多かった分、完成した際の喜びはとても大きかったそうだ。皆さん、素晴らしい屋上庭園にぜひいらしてみてください!

Episode2.第二のプロフェッショナルを育成

 ほとんどが現場のため、なかなか後輩に会うこともできないが、たまに職場に戻れた時はなるべく声をかけアドバイスやコミュニケーションをとるようにしている。感謝も忘れないが、いい加減なことをされたり、報連相を怠ったときはどうしても厳しく怒ってしまう。それは常に事故と隣り合わせの現場だからことのこと。そこを理解してほしいな・・と本音をこぼす雨矢さん。
これからも後輩たちの資格取得のため、コツやアドバイスはしていきますと意気込みを語ってくれた。

DIYお好きな方にオススメです!

たたくと空洞の音がする壁面に、重たいものを取付けたり、時計などをかけたりしたいなんてことはないですか?
最近の壁のほとんどはプラスターボードと呼ばれる石こうボードで出来ています。そこにはビスや釘を打ってもスカスカで重たい物などを引掛けることができないですよね。 そんな時は磁石ひとつあれば壁の下地を見つけることができます!!
壁の裏には910ミリ間隔に柱、その半分の455ミリか1/3の303ミリ間隔に間柱が入っています。プラスターボードはその柱と間柱にビスや釘で固定しています。
このビスや釘には磁石がくっつくのでまず1箇所くっつく所を見つけてください。くっついたところから真上や真下へ動かすと等間隔で磁石がくっつくと思います。磁石がくっつくその列には柱か間柱の下地がありビスや釘を強固に打つことができて、かなり重たい物でも取付けたり掛けたりすることができますよ。またそこから横に303ミリか455ミリ間隔で下地が入っているので、1列下地を見つけられれば次は寸法だけで下地の場所を見つけることができます。
ぜひお試しください!

(2019年4月25日時点)